Q.和製革とドイツ革の違いは何ですか?

A.革の違いをいう場合は、特に表革についてです。
 原皮はどちらもドイツ製ですが、なめしを日本で行っているかドイツで行っている
 かの違いです。
 ドイツはなめしの技術は高く、ドイツ革では、なめらかで使い込むほど光沢が
 まします。
 ちなみに、当社がオーダーメイドブーツに使用する革は子牛の革です。
 (高級牛革ハンドバックに使用される革と同じです。)
 子牛の革は、成牛にくらべ1頭から取れる面積が少なく、半裁(1頭の半分)から
 1足しか長靴を作ることができません。
 しかしながら、子牛の革は繊維が緻密に絡み合っているため、きめが細かく、強度
 があり、摩耗に強いのが特徴です。
 また、革の乾燥度合も考慮に入れ、日本の気候・風土に近いドイツの革を使用して
 います。 

Q.靴底(グッドイヤーウエルト製法)について教えてください?

A.当店のオーダーメイドブーツは基本的には革底です。
 これは乗馬がスポーツである以上、通気性が重要と考えて革底を採用しています。
 しかしながら、お客様が希望する場合は、ゴム底も可能です。
 また、底付けはグッドイヤーウエルト製法で作られています。(ゴム底も同じ)
 この製法は底の取り替えが容易にできるのが特徴ですが、作るのに手間暇がかかり
 多く作れないため、現在では職人の数もわずかです。
 他社がセメンテッド製法(接着)を主体を置く中、当店はお客様に長くご愛用い
 ただけるよう、あえて頑なにグッドイヤーウエルト製法を採用しております。

Q.膝下に比べふくらはぎが太く、既成の長靴では口が開いてしまいますが、オーダー
 メイドの場合は大丈夫でしょうか?

A.膝下がふくらはぎに比べ小さい場合、口を細くしてしまうとふくらはぎが通りま
 せん。
 この場合、口を太くした既成の長靴では口が開いてしまい、馬に乗った際も格好
 良く見えません。
 当店のオーダーメイド革長靴では馬に乗った際に口が開いて見えない様、木型で
 胴の成形を行っています。

Q.乗馬靴で一番大切なことはなんですか?

A.安全性とデザインです。
 (安全性)
 馬術競技の服装規定に革長靴が定められているのは、本来安全性の観点より決め
 られているものと認識しています。
 乗馬を安全に楽しんでいただくため、当社のオーダーメイド革長靴では安全性を
 一番に製造しております。
 具体的には転倒事故などの際、足を保護するため、下記の対策を施しています。
 1.堅く厚い靴底により、足先を保護。
 2.堅く厚い足首廻りにより、くるぶしを保護。
 3.丈夫な胴回りにより、膝下を保護。
 (但し、安全性には十分の配慮を致しておりますが、事故によるお怪我等を補償するものではありません。)

 (デザイン)
 当店のオーダーメイド革長靴は、馬術競技の本場ヨーロッパの伝統ある長靴スタ
 イルを守りぬいています。
 このヨーロッパスタイルの革長靴は、馬に乗った際、美しく格好の良いのが特徴
 です。
 当社の革長靴は、オーダーメイドの特長を生かし、どのようなお足の方にも最善
 の履き心地と馬に乗った際の見た目の美しさを提供いたします。
 また、当社オーダーメイド革長靴は鞍つきが良く、乗馬の際は人馬一体の感覚を
 ご堪能戴けるものと、確信いたしております。

Q.オーダーメイドで作った靴が合わなかった場合、どうなりますか?

A.オーダーメイドの靴が合わなかった場合は、当店の責任でお客様の後納得いくまで
 調整を行います。
 調整を行うのに無理がある場合は、作り直します。
 
 尚、当店のオーダーメイド革長靴なら長くお履きになっているものでも、胴の太さ
 調整・修理が可能です。
 
 安心してお任せ下さい。 

Q.ぴったりの靴だと脱げなくなるのではないかと心配ですが、大丈夫でしょうか?

A.一旦履くことができた靴は必ず脱ぐことができます。ご安心下さい。
 初めて革長靴を履かれる方の多くが、脱げなくなることを心配されますが、
 履くことができた靴は、履く力の1/2ないし1/3の力で脱ぐことができます。
 脱ごうと思い、脱ぐ方の足に力が入りますと、かえって足の関節が堅くなり、
 脱ぎづらくなります。
 ブーツジャックを使用する場合も、脱ぐ方の足の力を抜き、上体で足を引っ張
 ると、簡単に脱ぐことができます。
 尚、ブーツジャックを使用し脱ぐ場合は、足首の部分をブーツジャックにかけて
 脱いで下さい。踵部分や拍車止めを引っかけて脱ぐと、長靴が壊れる原因になり
 ますので、ご注意下さい。

Q.ジッパーの靴は作らないのですか?

A.当店ではジッパーの靴は作っておりません。
 理由は、ジッパーが革に比べ強度が弱く、壊れやすいからです。
 通常1年程度、ひどい場合は1ヶ月程度で壊れる場合もあると聞いています。

Q.革長靴のお手入れ方法と保管方法について教えてください?

A.下記を参照下さい。
 (お手入れ方法)
 1.ご使用後は泥汚れ等を丁寧にブラッシングし、メリヤス地の布等で空磨き
  してください。
  水濡れや汗で濡れている場合は、通気性の良い場所で陰干ししてください。
 2.定期的に靴クリーム(乳化性)で磨いてください。
  クリームの付けすぎは、カビの発生原因にも成りますので、仕上げにメリ
  ヤス地の布で拭き取ると同時に磨いてください。
  こうすることで使い込むとツヤ光沢が良くなります。
  たまに、油性の靴クリームを使うとさらにツヤ・光沢が良くなります。
  尚、鞍スレ部分に靴クリームを使用すると、鞍に墨が移ってしまうので、
  通常は鞍スレに靴クリームは使用しません。鞍スレ部分への油分の補給は
  鞍から移ってくる分だけで十分です。
  また、当店では長靴に保革油を使用されることを推奨しておりません。
  保革油をご使用になると、革表面のツヤが失われ、柔らかくなりすぎたり、
  べたついたりします。
  
 (保管方法)
  1.通気性の良い場所に保管してください。
  2.下駄箱などに保管の場合は、定期的に取り出し、お手入れをして下さい。
  3.型くずれの防止には、保存木型が一番ですが、プラ型や新聞・雑誌を丸め
   たものを靴の中に入れておいても結構です。
  4.下駄箱に入らない場合などは、ブーツケースに入れてお部屋の中に置いて
   も良いと思います。
  5.ともかく、仕舞い込んだままにしないで、定期的にお手入れをお願いします。

Q.革長靴を普段使用する上で気を付けることは何ですか?

A.水濡れと火気に気を付けてください。
 水に濡れると革は、革の内部にもっている油分が抜けて、ほっておくと劣化し、
 靴が壊れる原因にもなります。極力、水に濡らさないように気を付けてください。
 馬を洗ってやる場合などは、ゴム長に履き替えていただくよう、お願いします。
 また、革は摂氏70度程度で変質(こげる。人間でいえばやけど状態)します。
 焚き火等に近づけることはもちろん、アイロンを使用したり、直近でドライヤー
 を使用するのはご遠慮下さい。

Q.営業時間を教えてください?

A.平日:AM9:00~PM5:00
 土・日・祝:通常の場合営業していますが、採寸出張でお休みしている場合も
       ありますので、ご来店の際は、事前にご予約願います。